相続税計算における配偶者居住権や、配偶者居住権の設定された土地・建物の評価は、以下のように行います。
まず、建物に対する配偶者居住権の評価額は、
建物の相続税評価額×(建物の残存耐用年数-配偶者居住権の存続年数)÷建物の残存耐用年数×複利現価率
年数×複利現価率
という計算式で求めます。
配偶者居住権の存続年数は平均余命により求めます。
また、配偶者居住権の設定された建物の評価額は、
建物の相続税評価額-建物に対する配偶者居住権評価額
という計算式で求めます。
次に、配偶者居住権の設定された建物の敷地利用権の評価額は、
敷地の相続税評価額-敷地の相続税評価額×複利現価率
という計算式で求めます。
また、敷地利用権の評価額は、
敷地の相続税評価額-敷地利用権の評価額
という計算式で求めます。
もともとの土地や建物の相続税評価額を正確に算出する必要がある上に、計算が複雑ですので、詳細については税理士に相談することをお勧めします。